イルクオーレはさいたま市にあるイタリアンの名店です。イルクオーレは斬新かつ正統なイタリア料理を食べることができるリストランテです。
イルクオーレをご存じですか?イルクオーレとは、リストランテ イル クオーレというイタリアンレストランの名前で、さいたま市にあるアルピーノ村にあります。アルピーノ村とは、フレンチレストランのアルピーノやイタリアンのイルクオーレ、煮込み料理の素敵屋さんといったレストランが集まった、いわばレストランパークのようなものです。アルピーノが始まりですがイルクオーレもそのグループのひとつです。イルクオーレのシェフは福永幸雄氏ですが、福永氏はフレンチのアルピーノでもシェフ経験があり、さらにイタリア料理の名店であるリストランテ・インコントロの副料理長も務めたシェフなので、フレンチとイタリアンに精通した腕前は、間違いありません。
最近のイタリアンはフレンチやカルフォルニア料理の要素も含んでおり、種々雑多なメニューが提案されていますが、基本的には、日本料理と似ているところがあり、トマトやオリーブオイルで素材を手早く調理するのがイタリアンの身上です。イルクオーレは、最近のイタリアンの流行とは異なり、正統なイタリア料理のメニューを提供していると言えます。イルクオーレのランチの平均価格は1800円〜とランチにしては少し高めですが、それだけ素材にこだわっています。ディナーは大体ランチの倍額と考えると、4000円〜5000円の予算を考えておけば問題ないでしょう。価格からもわかるように、イルクオーレは決して気軽でカジュアルなイタリアンレストランではなく、それなりの格式をもったイタリアンレストランと言えます。とはいえ、フレンチレストランの格式とは異なり、イタリアンレストランの大らかさがイルクオーレの魅力です。
前菜にはアボガドやエビを使ったサラダが目立ちます。おそらくこれはカリフォルニア料理の影響を受けていると思いますが、興味を引く素材の使い方が多いですね。イタリア料理の定番と言える旬の野菜と生ハムやモツェラレラチーズなどをあわせたサラダに、発芽玄米などを添えるところは、イタリアのスローフードブームに乗った、面白い試みといえます。イタリア料理の特徴として、海産物を使った料理が多いですが、イルクオーレのバジリコソースだけで食べるホタテのソテーは、新鮮なホタテでないと出せない料理です。メインディッシュのそば粉入りのジャガイモのニョッキは、まさしくイタリアの伝統的な料理で、アスパラガスを添えてゴルゴンゾーラソースでの味付けする調理方法は、オーソドックスな、まさにイタリア料理の真骨頂とも言える料理です。一見するとシンプルなスパゲティは、ありふれたイタリアンのメニューに見えますが、旬の素材の持ち味を生かした料理で、そこら辺で味わう事が出来る料理ではありません。